パチン、パチン。
ホチキスで冊子をつくる作業中。
ほかのみんなは先に終わらせて、「おつかれー」って次から次へと帰っていく。
気づけば、会議室に残っているのは、わたしと会長と副会長の三人だけ……。
ちょっと、ようすをうかがってみると。
坂木副会長が退屈そうに、ふわあ、とあくびしている。
国竹会長はというと、メガネのレンズを光らせながら、なぜかこっちを見ていた。
わたしは、その視線を受けて、背筋が縮みあがった。
ひいいっ。
会長、怒ってる……!
はやく、はやくしなくちゃ!
わたしは姿勢をただし、作業の続きに取り組んだ。

