あっ、こんなときだっていうのに、ワープしそうになっちゃった!
「は、はい! 本当にすみません! 以後、気をつけます!」
あわてて、会長から視線をはずす。
きのう、鬼ごっこしていたわたしのこと、やっぱり覚えていないみたいだなあ。
そんなことより、はやく席につかなきゃ。
えーと、空いている席は……。
きょろきょろ視線をさまよわせていると、
「一年三組さん、こっちこっち」
坂木副会長がニコニコと手招きしている。
ドキッ。
「あ、はい!」
わたしは急いで、呼ばれたところへと向かった。
すると、副会長のとなりの席がひとつ空いていた。
「ここ、いいよ」
って、指をさされる。
「ここ、いいよ」って言われても……!
本当にいいのかな?
なんだか、まわりの視線が痛い。とくに女の子たちからの視線が……!

