かわいいのはホントだよ。


「すみません、遅くなりました……!」

 思いきって声をふりしぼったら。

 話し声がピタリとやんで、みなに注目される。

 正面の長机の真ん中にすわっている国竹会長が、チラリと視線をあげて、わたしを見た。

「はやく席についてください。委員会は三時半からと伝えたはずです。次回から、五分前集合厳守でおねがいします」

 あたりまえだけど、事務的な口調だった。

 整った顔の、その瞳には、何も感情はこもっていなかった。かたく真一文字に結ばれたくちびるにも。

 そっか、五分前集合だったんだ。だから、小林くん、あんなにせっついてきたんだね。

 そうしたら。

「まだ何か?」

 国竹会長が首をかたむける。