かわいいのはホントだよ。


 四つ折りにされた紙を、ぴらっと広げてみる。

 そこには『当たり』と書かれてあった。

 わたしは自分の目を疑った。

 目を閉じて、いったん深呼吸をして。

 それから、もういちど見直してみた。

「あ、あれ……?」

 なんど見ても、やっぱり同じ。

『当たり』って書いてある。

 お、おかしいなあ……。

 何かのまちがいじゃないだろうか。

 すぐには信じられず、目をゴシゴシこすったり、パチパチとまばたきをさせたりしているうちに。

「というわけで、うちのクラスの予餞(よせん)会委員は、城山(しろやま)もも()さんに決定しましたー!」

 学級委員の小林くんが、クラス中に響きわたるくらいの大きな声で、サッサと発表してしまった。