「もう、独りにさせない」―誰にも頼れなかった過去ごと、年下御曹司に溺愛されています



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季節が変わり、街のイルミネーションが灯り始めた頃。












バイト終わり、いつもの始発待ちの帰り道で、
玲司くんが珍しく言葉を切り出した。












「優花さん」











足を止めた彼の声は、いつもより少し低かった。
振り返ると、街灯の下で、その表情はまっすぐこちらを見ていた。













「俺、優花さんのことが好きです」
















心臓が、はっきりと跳ねた。















「誰かのために頑張ってばかりで、自分は誰にも頼らない優花さんを見てるうちに……」















「俺だけは、優花さんが甘えていい相手になりたいって…」








 








生まれて初めて、"頼っていい"と誰かに言われた。
ずっと欲しかった言葉だったのに、いざ目の前に差し出されると、どう受け取っていいか分からなかった。












「私、うまく甘えられないかもしれない。」















「知ってます。だから、ゆっくりでいいです。俺が慣れさせるので」














その言い方が、あまりに彼らしくて。
まっすぐで、少し強引で、でも絶対的な優しさがあって。













「……うん」














それだけ言うのが、精一杯だった。
でも、彼にはちゃんと伝わったみたいだった。





















その日から、私たちは恋人になった。



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