都立特別支援学校で起きたハラスメントの記録(リライト版)

所属の△△組合より、学校経営支援センターのパワハラ相談窓口に相談をするようアドバイスを受け、実施。

校長:わたしはこの4年間の中で、何度も、あなたが教員としての資質、専門性に欠けるんじゃないか、という思いをずっといだいています。教育委員会にお願いして、学校外の研修をお願いしようかとも思っています。あなたが今この教育に携わっていくには、力不足。大事な子どもたちを預けるのは難しい。このままあなたが残りの教員生活を送るために、この学校があるわけじゃありませんから。あなたが肢体不自由の学校で継続してやりたいと言うのならば、私はそれなりの研修を受けてもらおうと考えています。学校以外の場で、しっかりと研修してもらおうと思います。
支援センター:「研修を受けてもらう」という発言について校長に確認したところ、以下の回答。。
「校内で実技研修を受けてもらうとか、研修センターの専門性向上研修を念頭に話したのだけれども、相談された方は、センターでの研修を、たとえば「指導力不足等」の研修ととらえられたかもしれない」
たかぎコメント:人事構想に入っていないとか、現場から外して研修を受けてもらう、等の恫喝を受けたため、私は残留希望を取り下げ、自己申告書を書き直して、異動に応じることを余儀なくされました。(異動すること自体には異論はありません)

校長:私は来年度の人事構想の中で、あなたをこの学校で担任としてやってもらうことは一切考えていません。
支援センター:「担任を外す」と言ったのか、という発言について校長に確認したところ、以下の回答。
「事故が繰り返されるようなことがあったら、分教室の時と同じように、担任を外すと言ったかもしれない」たかぎコメント:4年前の分教室での事故(カニューレ抜去)については、4年の間、こちらが自己正当化するような発言は一切していないのにもかかわらず、ことあるごとに「蒸し返す」ように執拗に言われ続けてきている。身体の大きい、歩行練習が自立活動の中心になっている生徒を3年間担当した。何度か転倒して保健室のお世話になったころがあったが、全校に向けて報告するレベルの事故(ベッドからの転落、やけど等)は起こしていない。
*分教室でのカニューレ抜去事故は2011年4月中旬、同日に2回起こりました。1回目が発生した時、私は抜去そのものに関与しておらず、すでに抜去した状態になっているのを発見し即座に報告しました。同日に同じ児童を抱き起したところ、カニューレが抜去。1回目もケース担の責任ということになり、2回分の事故報告書を作成することを強いられました。

校長:C特支での4年間、あなたが子ども達に、学校に残したものは、何かあるか?成果として、何も見えてこない。「あなたはC特支に何一つ成果を残していない」(繰り返し言われる)
支援センター:「子ども達や学校に何一つ成果を残していない」と言う発言について校長に確認したところ、以下の回答。
「相談者の自覚を促すために、似たようなニュアンスのことを言ったかもしれない」
たかぎコメント:相手の仕事や人格を全否定することによって、「自覚を促す」ことができると思っている者が、人の上に立つ仕事をするのにふさわしいのでしょうか、という疑問があります。

校長:永年勤続者として、あなたも今回表彰の対象でした。あなたの感謝状も用意してます。多くの先生方の長年の努力を私はいつも嬉しく思い、その思いを込めて感謝状を渡しています。私は今回残念ながら嬉しくない。あなたに「長年勤めてごくろうさまでした」と素直に言えない。
支援センター:永年勤続の感謝状についての発言について校長に確認したところ、以下の回答。
「感謝状を渡すときには労をねぎらった」
10月1日の発言について校長に確認したところ、以下の回答。
「25年の中でそれなりの成果を残してほしい、と言ったかもしれない」「そうとられかねない発言はあった」
たかぎコメント:10月26日に、校長より感謝状を受け取って、表面だけの「ねぎらいの言葉」を聞かされた。通常、感謝状の授与は打ち合わせ時など全校職員が集まっている時に行われる。私は校長室に個別に呼ばれ、他の職員が誰もいない場所で校長から感謝状を渡されるという仕打ちまで受けている。これを、校長が本気で「労をねぎらった」と考えているなら、人格を疑われても仕方がないと思わざるを得ない。

★支援センターより、校長に以下の指導を行ったとうかがいました。
相談をした人への報復禁止について説明した。今後の対応についての指導をした。
この件について、相談が行われている間は、相談をしたと思われる人と、その問題についての話し合いは禁止されていると伝えた。
誤解をされないように話をするように指導した。 
校長は反省をされたようで、「自分は身体が大きいので、普通に話していてもパワハラと受け止められると言われているので注意している」
一定の理解を得ることができた。

☆私の思い☆
1.校長の一連の恫喝・パワハラは「身体が大きい」かどうかというレベルの話ではなく、相手を深く傷つけ、士気を挫き、精神状態を不安定にさせる加害行為以外の何物でもありません。こういう状況なのに「一定の理解を得た」と判断する支援センター氏の対応は、パワハラ被害に対する認識の甘さを露呈しています。しかしながら、支援センター氏のこのような対応・認識は十分想定内であり、多くのことは期待できません。今回の件は、これ以上追及しても不毛なのではと、残念ながら思わざるを得ません。
 しかしながら、私自身が今回の相談に踏み切った大きな理由は「自分一人の問題ではない」という部分。
支援センター氏の回答を受けて、私自身が感じている問題をまとめておく必要があると感じているところです。
2.私が「オリンピック教育」推進に反対していること、生徒に韓国・朝鮮をはじめ隣国・地域の文化などを伝えていくことを大切に考えていること、この2点について、私と校長の考え方は真逆です。このことがパワハラ事件の背景にあることは、非常に重要な点だと私は認識しております。
校長は、➄グループの国語を私に担当させず講師を充てる(校長「今、高等部にどうして国語の講師が入っているか。あなたに➄グループの国語を指導する力がないからです」「あなたには教科の指導をお願いしたのにも関わらず、韓国の文化に触れたいと言って私に反論してきた。あなたが国語の授業ができないために、東京都にお願いして講師をお願いしている。大きな人件費をかけていますよ」)という「実力行使」を行っています。
また、今年2月の全校連絡会で私が「オリンピック教育」推進に反対意見を述べた件についても、教室に押しかけて「真意を問いたい」と迫ってきたり、「私の学校経営計画を読んだことはありますか。それを達成しようと、あなたは何か努力をしたことがありますか。校長の教育方針に沿って、先生方は子どもたちを教育しなければならない務めがある。あなたが私の教育方針に対して異議を唱える。それは構いませんよ。でも、なぜそれが必要なのか、それを認めながらあなた自身が考えなければならない」と発言しています。
 自分と違う意見や考え方を持つ者に対して、上記のような「実力行使」や恫喝を繰り返し行い、意見の撤回を求めんとする行為は、悪質なパワハラです。自分と違う相手を認めることができない心の狭い人間は、人の上に立つ資質に欠けると言わざるを得ないのではないでしょうか。
3.「来年の人事構想の中で、あなたに担任をやってもらうことは考えていない」「あなた異動です、と言うのは簡単ですよ。しかしあなた自身が自分の教員生活を考え、あなた自身に決断してもらわなくてはならない」「必ずしも異動できるとは限らない。その時は(担任を外れ、現場を離れて)もう一回勉強をしてもらいます」等々、相手の異動に関する希望を一方的に踏みにじり、自分の意のままになるよう恫喝をかけることは、不当な「パワハラ」である、ということが、管理職を含むすべての正規・非正規職員に広く共通認識されることを望みます。
今回、組合の皆様が背中を押してくださり、相談に踏み切り、異動強要に対して頂門の一針となったことに感謝しております。