1日(月) 「紙箱事件」
先週より着手を始めた文化祭の展示がようやく終了した。展示の内容は授業・行事の写真と私が担当する作業学習で作ったリサイクル紙箱(参観者に自由に持ち帰ってもらう)。終わってほっとしたのもつかの間、太田主幹に作業学習の紙箱が書類や教材の裏紙を材料にしていることが、管理職の目に決して良くは映らないこと、管理職の意向としては、紙箱は両面白い紙で作ってほしい(しかし、それではリサイクルにならない!)と言わんばかりの過敏なものだという話を聞かされた。早速、太田主幹と私で紙箱を一つずつ点検して(100個以上ある)、書類および教材(=文字のあるもの)はすべて取り払った。裏が罫線や汚れのみの紙箱は辛うじてOKということになった。
太田主幹は話の中で、学校はいまや事あるごとに管理職に密告する職員が一人や二人ではないことを繰り返した。また、紙箱の裏紙がたとえ個人情報が入っていなくても、文字のあるものはあらぬ疑いをかけられる恐れがかなりあるので、問題になりそうなものは事前に除外して、不愉快なトラブルを未然に防いでおいたほうがよい、というものだった。
紙箱の「処理」が終わり職員室に戻ると、太田主幹は職員室で仕事をしていた青田tに「紙箱は全部点検しましたので」と声をかけていた。青田tが太田主幹または管理職に密告していたことがこれではっきりした。
文化祭は3日に開催されたが、F園生の作品の中に2点、家庭事情から氏名の公表が硬く禁じられている生徒X君の氏名がフルネームで絵画作品の中に書かれたものがそのまま掲示された。2日に私が気づいて、太田主幹に話はしたのだが、こちらの方はなぜか何の処置もせずそのまま文化祭当日公開された(文化祭終了後も引き続き掲示されたままになっている)。
2日(火) N学園で最後の文化祭練習。フユオくんが舞台発表の小道具のタンバリンのひも飾りを持って振り回した(練習のたびにひも飾りを持って振り回してしまうので、本体を持つように指導してきた)ので、タンバリン本体の穴の部分を見せて、ここを持つように話をした。すると、それを聞きつけた小西tが「穴は持つところじゃないのよね」と言った。フユオくんはそれが聞こえたのか、怒ってタンバリンを叩きつけた。
4日(代休) 組合に顔を出す。重要案件があったので、自分の話は会議では出さなかった。Eさんからかなり「理解ってない」話しをされてすごく傷つく。Tさんからは前白鷺にいた女体育教師のモラハラぶり(同じ部署の女性教師をターゲットにして挨拶を無視するなどかなりひどいことをしている)と私のケースがダブるという話をしてくれたのが救い。
5日(金) この日あたりから胸に大きな石の塊がつかえているような感じになる。
週末は何もする気にならず、家でうだうだ過ごす。
9日(火) 太田主幹から私のことについて心配していると声をかけられ、少し救われたような気持ちになる。5日以来の胸のつかえが少し良くなったような気持ち。
10日(水) この日は学部研修。私としてはかなり辛い。心配してくれる太田主幹のことも考え、堂々と出勤したいと思ったが、身体のレベルで拒否反応(生理がはじまったことも大きいと思う)。眠れない、腹痛、胸が重いなど。生理休暇を1日とる。
11日(木) 校外学習。胸の辺りは重いが、なんとか一日動けた。
学部評価で議題が山積している。個人攻撃のこともあり、気分が重苦しい。
何かあるたびに「上」に言いつける人がいる限り、怖くてなにも言えない。
5時間目の自立活動(カラオケ)で、ナツオくんが順番を待てずに?パニックに近い状態になったから?副校長が授業をのぞきにきた。人のあらさがしが何よりも好きな女。
12日(金) 学部評価の検討。個別学習の時間が取れないという問題提起について話し合った際に「自立活動」の扱いが話題に出た。「自立活動」は木曜日3時間目と5時間目に設定されていて、年度当初は昨年度の実績を受けて3時間目は「個別学習」、5時間目は「どれどれタイム」(生徒が活動を「選択する」内容の授業だが、今年度は担当教員が1名(私)しかいないので、複数の活動を設定することができず、生徒の要望の高い「カラオケ」や夏場は「ティータイム・リラックス」を行った)でスタートした。
私は5時間目の担当だが、10月からは行事の練習が立て込むこと予想され、生徒の心身の開放の時間にしたいと思い、ニーズの高い「カラオケ」を行ってきた。「カラオケ」の授業は訪問学級では数年にわたり積み重ねられてきていて、私はその積み重ねの上に今年の生徒の実態を自分なりに考えて授業を行ってきた。具体的にはカラオケDVDの中にある曲で生徒がほとんど聞く機会のないもの(大部分の生徒は特定の「お気に入り」の曲が決まっているので、興味・関心や選択の幅を広げるために行っている)を選び、3曲ほど鑑賞した後、口頭でリクエストを受けて待ち時間をなるべく減らし、9名の生徒全員が1曲はできるように考えて授業を進めてきた。
今日出た話の中には「個別学習の時間をできるだけとりたいので、カラオケで順番を待っている生徒を(別室に連れて行って)個別課題をやらせたい」「3名ずつ順繰りにやればいい」「カラオケの進行は教員が交代しても支障はない」など、私自身が行ってきたことなど「無価値」だと言わんばかりの発言が次々と出てきた。もちろん、小西tと大村tが中心で、青田tがその「尻馬に乗る」ような形だった。野田tはまとめ役で、「仲良しグループ」の発言を追認する形でこの話をまとめていった。
授業者として非常に屈辱的な思いであったが、また何かというと「上」に告げ口をする大村tはじめ「仲良しグループ」がいるので、うっかりしたことも言えない状態だった。どこまで人の授業を破壊すれば気が済むのかと怒りもあるのだが、まともに怒る気力もなく、くすぶった気持ちを抱えて退勤した。
15日(月) 午前通院。(以下、知人へのメール)
「今日は持病の定期通院で(家に薬を置いて、そろそろ出勤するところです)、腹部の触診を受ける際に、医師(漢方医です)から胃の具合について尋ねられました。「職場でいろいろなことがあって、重苦しい感じが続いている」と答えました。これまで、食欲の有無についての質問はありましたが、胃について直接聞かれたのはこれが初めてです。」
職場に行く。着替えるためにロッカーへ。着替えていると、明かりをつけているのに小西tが何の声かけもなく黙ってずかずかと入ってきて、着替えを始めた。ロッカーに誰かがいるのがわかれば「失礼します」とか言うのが普通だと思うが、よくわからない人だ。
会議で、訪問学級だけの部会を開く時間を確保してほしいという要望を受けての議論の中で、できるだけ早くN学園から戻って会議を開きたいという趣旨の発言があったので「授業の後片付けがあるので、相応の時間はかかると思う」という意味の発言をしたところ、吉田tがものすごい勢いで「授業の後片付けは本校だってやっているし同じだ」といきまいてきた。うわ~怖い!と思いつつ「膨大な時間がかかるとは言っていない、相応の時間、少し時間がかかる、という話だ」と言ったが、この人もよくわからない。人の言うことを悪意に受け止めて攻撃の種にする、理解不能。
胃のあたりに違和感を終日感じている。
16日(火) 今日も胃のあたりの違和感を感じながら出勤。あまりひどいことはなかったので、昨日ほど胃が変という感じはない。ただ、今日の出張の報告(返信)を忘れていたので、運が悪いと何か言われるかもしれない。
17日(水) 胃はすこし変だが、気になるほどではない。
昨日、朝一で報告(返信)を忘れていた出張報告をPC処理。
3時間目の生活単元(お好み焼き作り)の試食で、肥満が問題になっているマユミさんの皿に、小西tは大きい(底辺10センチ高さ15~6センチぐらいの二等辺三角形型)お好み焼きを乗せたので、私は3分の1にして残りを戻した。今週のマユミさんの連絡帳には、金曜日帰宅したとき太って見えた、家で計量したら80キロを越えていた、という記述があり、N学園で「食べ過ぎて」いるのではと疑っているような記述があった。小西tが「食べさせてあげてほしい」と言ったので、連絡帳の件を話すと「それは運動不足だからでしょ」と嫌味を言われた。もちろん、マユミさん本人を含む生徒の前で。
時間は前後するが、今日はN学園→学校の登校便スクールバス添乗で、朝の打ち合わせに出ることはできなかった。今日の予定は歯科保健指導が入り、そのことについて16日の部会で担当の青田tから資料が配られたが、私のほうで目を通すのを忘れていて、歯科指導を2グループに分けて行うことを失念していた。部会では資料を見ておいてほしいという話以外なかったと記憶している。
生徒と一緒にスクールバスから教室に入ると、青田tから歯科指導を2グループに分けること、待機グループはプレイルーム(小体育館)で自由遊びをすること、私については待機グループに入ってほしいということを言われた。添乗で私と野田tが不在の間、朝の打ち合わせで生徒のグループ分けと教員体制、プレイルームで自由遊びという内容を決めたようすだった。昨日の部会で話題にしてほしい内容だと私は感じた。
歯科指導なのだから、生徒向けの行事とはいえ、ケース担任がケースの生徒の実態や留意点を衛生士さんから直接アドバイスを受けなければならないのでは?という疑問はあったが、生徒がわさわさしている中で質問することはできなかった。
しばらく待機グループで生徒の相手をしていたが、歯科指導が気になり、生徒が落ち着いていることと、教員が複数いることを確認して、声をかけて(個人にではなく、全体に向かって)プレイルームを出た。歯科指導をのぞくと、青田tからちょうどマユミさんが指導を受け終わっていたので引き継いだ。マユミさんには使った歯磨きセットをカゴに入れて持たせて食堂と職員室へ片付けに行った。二階の職員室からプレイルームをいっしょに見下ろして、マユミさんに「プレイルーム行こう」と誘うと乗ってこなくて、「保健室」と言ったので、彼女の希望をいれて保健室に行った。養護教諭は歯科指導で不在だった。体重を量った(保健室は遊ぶ場所ではないことを意識付けたかったのと、体重が気がかりだったのと両方で)。〔保健室を出たところで、校長と副校長に出くわした。〕プレイルームに戻ると、すでにプレイルームは消灯されていたので、教室に向かった。
教室に入ると、青田tに「どこ行ってたの、ハルオくんがいなくなって大変なの、大村tが3人も見ていたのに……」と一方的にこちらを悪者のような言い方をしたので、やんわりと反論&無視する。教室にはすでに2名生徒がいて、私が掌握することになった。そのあとすぐに講師の佐伯tが来て、2階の高等部食堂(ここで歯科指導)から一階のプレイルームまでハルオくんを連れて行くように頼まれ、一緒に歩いているうちに、ハルオくんがいきなり走り出してしまい、追いつくことが出来ず、ハルオくんのケース担任の大村tに助けを求めたことを話した。ハルオくんは体育館のお気に入りの場所に行っていたので、大事にはならずにすんだ。
佐伯tが何か釈然としない表情だったので、たぶん大村tあたりに何かを言われたのかと思い「気にしなくていい」と言った。
生徒下校後の部会で、ハルオくんの件が話題になり、大村tいわく「私はずっと子どもと遊んでいたのに、あんたは座り込んでいた」と言い募るので、反論するのも不毛と感じ無視。私がプレイルームを出たときに「黙って出て行った」ととんでもない言いがかりをつけられたので「声をかけた」事実を強調。大村tは「聞こえなかった」とうそぶいたので、私は「人を言うことはちゃんと聞いてほしい」と反論。大村tは「聞こえたら返事をするので、返事を確認してから出てほしい」と言ったが、人を人とも思っていないのだから、聞こえようがなんだろうが、返事なんかするつもりないんでしょう!!と私の立場からは言いたい。
太田主幹に呼ばれて、ハルオくんの件について聞かれる。こちらからは、声をかけても仲良しグループに無視されることが何回もあるので、返事を確認してから、ということ自体成立しないのではという危惧を伝える。それでも、生徒掌握上やはり安全が第一なので、口頭での体制確認の際は必ず不明な点やあいまいな点を確認すること、掌握を抜けるときは個別に〔野田tに声をかけることにしましょう(苦笑)〕声をかけて返事をもらうようにすることは必要だと太田主幹から言われた。
太田主幹には、この間小西tから二日に一回は嫌味を言われ(今日のお好み焼きの件は伝えた/「運動不足だから…(運動させればいい)」の迷言には、太田主幹も苦笑していた)生徒の前でも言うので無視するようにしているが、困っていることを話す。
大村tが「子どもと遊びもせず座り込んでいる」と一方的に部会で言われたことについて、始終教員につきまとわれては自閉症の子どもたちも重たく感じると思い、本人から遊びを求めてくるのを待っていたこと、大玉遊びをするハルオくんやフユオくんが、危ない乗り方をするので、頭を打たないように支えていたことなどを話した。
大村tにしても小西tにしても、自分がやっていることが唯一絶対正しいことだと信じて疑わず、自分と違うやり方をする他人を簡単に否定する傾向があることを、太田主幹と確認した。「話し合い」というのは、お互いがそれぞれ自分と違うことを認め合い、違いにはそれぞれの理由や経緯がある、ということを確認しあう作業だと思うが、この二人や仲良しグループとはそれができない(同じ=○、違う=×、というオールorナッシングの発想)。
「あまり気にせずに だれでも 見落としはあります
それを みんなでフォローできるようになると いいのですが
今日の部会で、たかぎさんを批判した発言があったみたいですね
でもたかぎさんは冷静に対応してくれたようで ありがとうございます
見ていた人は、たかぎさんの我慢がわかったようです
すごい我慢だと思います ご苦労様です
ありがとうございます」(太田主幹→私へのメール)
「お気遣いいただき、ありがとうございます
仲良しグループだけでこそこそ決めて、私や野田さんはただ従ってくれればいい、と
いう今年の流れは実に釈然としない思いです。
有識者来校の来週木曜の3時間目が話題になり、指導案提出が必要という話の流れから、5時間目の自立のカラオケを個別学習込みで3時間目にもってくればいいと仲良しグループが盛り上がったので、カラオケは木曜午後の心身ともに疲れがちな生徒の実態を考えて設定されたという昨年度までの流れを受けた授業ではないのかと申し上げたところ、小西さんが「要するにやりたくないだけなんでしょ」とおっしゃったという次第です
カラオケ授業自体、進路先や学校外の様々な場面でより豊かに余暇を楽しめる(自分の番だけをひたすらイライラと待つ→自分のお気に入りだけでなく、他の曲も悪くないことを発見→楽しみ方が広がる)力を生徒たちが自分の中から見つけられるといい…と思いつつ授業を作ってきたつもりでしたが、単に生徒を無駄に遊ばせているという淋しい捕らえ方しかされていないようで、残念です。自分の授業がいわば侵害されようとしているのに、最早腹も立たないという自分もまた、淋しいものです
金曜の作業学習も、紙箱以外に広げたいとこの間いろいろと自分なりにシミュレーションしていますが、この状態で新しいことを入れるのは、余りにもリスキーだというのが本音です。
とまれ、生徒に大人間の綻びを影響させないようにしていきたいと思います。
ご心配ばかりおかけして、すみません 」(私→太田主幹へのメール)
18日(木) ついに生徒へのモラハラが!
①部会で数回話題にのぼってきた「朝運動」を18日から実施に移すことになった。これも、仲良しグループでばたばたと一方的に決めたことで、前日に生徒に予告するというようなことはできなかった。
マユミさんには朝のお茶作りの係活動のあとの着替えのところで、今日から体育館で朝運動をすることになった話をした。着替えを終え、体育館に向かう途中で、先に出発した一行が戻ってくるのが見えた。体育館が他学部の授業で使われていて使用できない状態なので、プレイルーム(小体育館)で活動する、という話だった。それで、マユミさんに「ごめんね、体育館は他のお友達が使っていてだめだから、プレイルームに行こう」と声をかけた。マユミさんはプレイルームに入ることは出来たが、座り込んでしまい、朝運動(ランニング)を行うみんなの流れに入ることができなかった。朝運動を指導する大村tが「マユミさん何やってんの」など、強い口調で運動するよう声をかけたが、マユミさんは座り込んだままだった。予定変更に弱い自閉症の人が、これまでと違う「朝運動」という新しい流れにすぐについていけないのは十分理解の範疇内なので、私はマユミさんが自分の力で気持ちを切り替えられるまで待つことにした。ちょうど校長がプレイルームの様子を見に来ていて、マユミさんが動けない様子をばっちり目撃されてしまった。大村tはあぐら座位で座り込んでいるマユミさんに「体育座り」の姿勢をとるようきつい口調で指示したが、マユミさんはあぐらのまま動かなかった。私はここで無理をさせる必要はないと判断し、マユミさんの切り替えを待った。他の生徒がプレイルームを出ようとする段になってようやくマユミさんは立ち上がった。そのマユミさんに大村tは「みんなやったんだから、ちゃんと走ってね」ときつい口調で言った。マユミさんと私は一緒にプレイルームを5周ほど歩いたが、マユミさんは堪忍の緒が切れたようにプレイルームを飛び出し、廊下に寝転がって怒り始めた。しばらくそのまま気持ちが治まらないようすだったが、小学部の本校生に声をかけられ気持ちがほぐれたようで、しばらくして立ち上がり、教室に戻ることが出来た。
②12時に給食のお茶準備をしに、私とマユミさんは食堂に向かった。食堂には誰も来ていなかったので、午後からの買い物学習の費用を斜め向かいの事務室までマユミさんと一緒にとりに行き、私が保管していためいめいの生徒の財布に硬貨を2つずつ入れるようにマユミさんに指導した(最初は戸惑っていたが、要領がわかると順調に入れることができた)。そのうち本校の先生方が食堂に来て配膳の準備を始めた。マユミさんは手洗いをしエプロンをつけ、お茶を入れはじめた。
本校の先生方が給食の食缶や食器類を配膳台に並べて盛り付けにかかろうとしたところで訪問学級の生徒たちが教員と一緒にどっと入ってきたので、ずいぶん早く来たなと驚いた。盛り付けがほとんど手付かずの状態なのを見た小西tが「みんなおなかがすいて我慢ができないのに、いったい何をやっているの」といった意味のことを言ったので、本校の先生方はかなり気分を害されたのではと感じた。小西tとしては、配膳の準備が全く進んでいないのは私のせいだと言いたかったようだが、配膳は本校生の仕事分担があり、こちらはあまり手を出せない(本校生の仕事を取ってしまうことになるので)。ようやく本校生が現れ、配膳が軌道に乗り始めた。
小西tはコップ3~4個しかお茶を入れていないマユミさんに対して、いらだちをあらわにしたようすで「何をもたもたしているの」「早くやるの」「みんな待ってるの」等マユミさんを責め立てるような口調で迫った。私ははっきり目撃していない(マユミさんも小西tも背中しか見えない)が、お茶が机にたくさんこぼれていたので、小西tがマユミさんの手をむりやりにとって「早く」お茶を入れるよう強要したのでは、と感じた。お茶を入れ続けるマユミさんに「ドンマイ、気にしなくていいよ」と声をかけてなぐさめた。
マユミさんにたいするこの発言は太田主幹も聞いていた。帰りの着替えのところで、太田主幹は私に「早くお茶を入れろ、なんて……」と言っていた。
私に対するモラハラが、ついに生徒への攻撃にエスカレートしていることが恐ろしい。
朝運動にしてもお茶入れにしても、生徒の前なので、教員同士の不一致をあらわにするのはよくないと感じ、こちらは反論できず、無視するのが精一杯だった。マユミさんにとっては釈然としない思いでいっぱいだったのでは?と懸念している。
19日(金) N学園での訪問授業。このところ不調でパニックを繰り返すアキオくんのことで、学園側と話し合うために校長と副校長が学園に来て、授業や日常生活の指導を見て帰った。今日は野田tが所要で休暇を取り、かわりに太田主幹が入った。
仲良しグループより一足先に教室に入り、授業準備を行った。太田主幹からは、私が生徒下校後の食堂掃除に来ないのでそのことを快く思っていない人がいるという話があった。私は、マユミさんの係活動(給食後、自分の使ったテーブルを拭いてイスを上げる)を指導しながら、床に落ちている食べ物のゴミを拾ったり、学園職員用の小さめのテーブルを拭きイスを上げたりして、相応のことはしているので、そのような言われ方をするのはおかしいと言った。食堂には掃除用具がほうきとモップが各1本ずつしかなく、大勢で行っても掃除にならないので、教室のゴミやおもちゃを片付けたり、授業の準備をしたりしていたのだ。
私が担当するN学園での授業は、金曜日の作業学習だけなのだが、生徒の能力に応じた作業量を保障する必要がある(ホチキスで留める部分に施す印を色鉛筆で1個につき8ヶ所つけた半製品を毎回30個以上準備する、等)ので、準備には相応の時間がかかるし、教材を学校に持ち帰りまた学園に持ってくるという手間は最小限に抑えたいので、学園にいる時間を最大に活用して準備を行っている。仲良しグループは一刻も早く学園から学校に戻って仕事をしたがっているので、学園に長くいることはできず、こちらも一刻を惜しんで教室の環境整備と授業準備に充てているのだ。
そういう事情とともに、こちらとしても、仲良しグループに配慮して、気のあった者同士で仕事が出来るよう、割り込まないように気遣いをしているのに、それが全くわかっていないことに呆れてしまった。太田主幹は、大村tなどは、人の配慮や思いやりが通じない、わからない人だから、食堂に顔を出すだけ出してあげれば、と言った。太田主幹の言うことはわかるのだが、私はそこまでする必要があるのかと思っている。
モラハラの加害者は、自分たちで勝手にこしらえた「ルール」を一方的に被害者に押し付けることが多い、と香山リカの著書にもあった。被害者は「ルール」に巻き込まれ、からめとられてますます自由を失い、苦しい立場に追い込まれると。
仮にこちらが向こうの「ごきげん」をとったところで、モラハラは解決することはない。それは、たとえば夫婦間のモラハラ被害の状況をみれば一目瞭然である。
このような身勝手で理不尽な言いがかりは、黙って無視するに限ると私は考えている。
管理職2名は、私の作業学習の終盤から給食指導までを見て帰った。
今日は、大村tがチーフで私も所属している校務分担の仕事の打ち合わせがあった。教材探しをしていて、打ち合わせの時間に数分遅れて職員室に戻ると、大村tのメモ(会議場所)があった。あの告げ口の大好きな大村tが、私が打ち合わせに遅れてきたことを嬉々として「上」にご注進するのかと、ついつい余計な想像をしてしまう。
24日(水) 来週、研究授業がある音楽の授業を副校長が見に来た。折悪しく、マユミさんが教室で座り込んでしまった。先週、着替えをして体育館でプロ演奏家のコンサートを鑑賞したので、そのつもりになっていたらしい(昼休みに数回「制服」と言っていた)。こちらも粘り強く働きかけ、気持ちの切り替えを待って、最後の部分だけ参加できた。私としては、マユミさんはよく頑張ったと思っている。他の人はどう感じたかは知らないが。
29日(月) 風邪(咳が出る)で1日年休
先週より着手を始めた文化祭の展示がようやく終了した。展示の内容は授業・行事の写真と私が担当する作業学習で作ったリサイクル紙箱(参観者に自由に持ち帰ってもらう)。終わってほっとしたのもつかの間、太田主幹に作業学習の紙箱が書類や教材の裏紙を材料にしていることが、管理職の目に決して良くは映らないこと、管理職の意向としては、紙箱は両面白い紙で作ってほしい(しかし、それではリサイクルにならない!)と言わんばかりの過敏なものだという話を聞かされた。早速、太田主幹と私で紙箱を一つずつ点検して(100個以上ある)、書類および教材(=文字のあるもの)はすべて取り払った。裏が罫線や汚れのみの紙箱は辛うじてOKということになった。
太田主幹は話の中で、学校はいまや事あるごとに管理職に密告する職員が一人や二人ではないことを繰り返した。また、紙箱の裏紙がたとえ個人情報が入っていなくても、文字のあるものはあらぬ疑いをかけられる恐れがかなりあるので、問題になりそうなものは事前に除外して、不愉快なトラブルを未然に防いでおいたほうがよい、というものだった。
紙箱の「処理」が終わり職員室に戻ると、太田主幹は職員室で仕事をしていた青田tに「紙箱は全部点検しましたので」と声をかけていた。青田tが太田主幹または管理職に密告していたことがこれではっきりした。
文化祭は3日に開催されたが、F園生の作品の中に2点、家庭事情から氏名の公表が硬く禁じられている生徒X君の氏名がフルネームで絵画作品の中に書かれたものがそのまま掲示された。2日に私が気づいて、太田主幹に話はしたのだが、こちらの方はなぜか何の処置もせずそのまま文化祭当日公開された(文化祭終了後も引き続き掲示されたままになっている)。
2日(火) N学園で最後の文化祭練習。フユオくんが舞台発表の小道具のタンバリンのひも飾りを持って振り回した(練習のたびにひも飾りを持って振り回してしまうので、本体を持つように指導してきた)ので、タンバリン本体の穴の部分を見せて、ここを持つように話をした。すると、それを聞きつけた小西tが「穴は持つところじゃないのよね」と言った。フユオくんはそれが聞こえたのか、怒ってタンバリンを叩きつけた。
4日(代休) 組合に顔を出す。重要案件があったので、自分の話は会議では出さなかった。Eさんからかなり「理解ってない」話しをされてすごく傷つく。Tさんからは前白鷺にいた女体育教師のモラハラぶり(同じ部署の女性教師をターゲットにして挨拶を無視するなどかなりひどいことをしている)と私のケースがダブるという話をしてくれたのが救い。
5日(金) この日あたりから胸に大きな石の塊がつかえているような感じになる。
週末は何もする気にならず、家でうだうだ過ごす。
9日(火) 太田主幹から私のことについて心配していると声をかけられ、少し救われたような気持ちになる。5日以来の胸のつかえが少し良くなったような気持ち。
10日(水) この日は学部研修。私としてはかなり辛い。心配してくれる太田主幹のことも考え、堂々と出勤したいと思ったが、身体のレベルで拒否反応(生理がはじまったことも大きいと思う)。眠れない、腹痛、胸が重いなど。生理休暇を1日とる。
11日(木) 校外学習。胸の辺りは重いが、なんとか一日動けた。
学部評価で議題が山積している。個人攻撃のこともあり、気分が重苦しい。
何かあるたびに「上」に言いつける人がいる限り、怖くてなにも言えない。
5時間目の自立活動(カラオケ)で、ナツオくんが順番を待てずに?パニックに近い状態になったから?副校長が授業をのぞきにきた。人のあらさがしが何よりも好きな女。
12日(金) 学部評価の検討。個別学習の時間が取れないという問題提起について話し合った際に「自立活動」の扱いが話題に出た。「自立活動」は木曜日3時間目と5時間目に設定されていて、年度当初は昨年度の実績を受けて3時間目は「個別学習」、5時間目は「どれどれタイム」(生徒が活動を「選択する」内容の授業だが、今年度は担当教員が1名(私)しかいないので、複数の活動を設定することができず、生徒の要望の高い「カラオケ」や夏場は「ティータイム・リラックス」を行った)でスタートした。
私は5時間目の担当だが、10月からは行事の練習が立て込むこと予想され、生徒の心身の開放の時間にしたいと思い、ニーズの高い「カラオケ」を行ってきた。「カラオケ」の授業は訪問学級では数年にわたり積み重ねられてきていて、私はその積み重ねの上に今年の生徒の実態を自分なりに考えて授業を行ってきた。具体的にはカラオケDVDの中にある曲で生徒がほとんど聞く機会のないもの(大部分の生徒は特定の「お気に入り」の曲が決まっているので、興味・関心や選択の幅を広げるために行っている)を選び、3曲ほど鑑賞した後、口頭でリクエストを受けて待ち時間をなるべく減らし、9名の生徒全員が1曲はできるように考えて授業を進めてきた。
今日出た話の中には「個別学習の時間をできるだけとりたいので、カラオケで順番を待っている生徒を(別室に連れて行って)個別課題をやらせたい」「3名ずつ順繰りにやればいい」「カラオケの進行は教員が交代しても支障はない」など、私自身が行ってきたことなど「無価値」だと言わんばかりの発言が次々と出てきた。もちろん、小西tと大村tが中心で、青田tがその「尻馬に乗る」ような形だった。野田tはまとめ役で、「仲良しグループ」の発言を追認する形でこの話をまとめていった。
授業者として非常に屈辱的な思いであったが、また何かというと「上」に告げ口をする大村tはじめ「仲良しグループ」がいるので、うっかりしたことも言えない状態だった。どこまで人の授業を破壊すれば気が済むのかと怒りもあるのだが、まともに怒る気力もなく、くすぶった気持ちを抱えて退勤した。
15日(月) 午前通院。(以下、知人へのメール)
「今日は持病の定期通院で(家に薬を置いて、そろそろ出勤するところです)、腹部の触診を受ける際に、医師(漢方医です)から胃の具合について尋ねられました。「職場でいろいろなことがあって、重苦しい感じが続いている」と答えました。これまで、食欲の有無についての質問はありましたが、胃について直接聞かれたのはこれが初めてです。」
職場に行く。着替えるためにロッカーへ。着替えていると、明かりをつけているのに小西tが何の声かけもなく黙ってずかずかと入ってきて、着替えを始めた。ロッカーに誰かがいるのがわかれば「失礼します」とか言うのが普通だと思うが、よくわからない人だ。
会議で、訪問学級だけの部会を開く時間を確保してほしいという要望を受けての議論の中で、できるだけ早くN学園から戻って会議を開きたいという趣旨の発言があったので「授業の後片付けがあるので、相応の時間はかかると思う」という意味の発言をしたところ、吉田tがものすごい勢いで「授業の後片付けは本校だってやっているし同じだ」といきまいてきた。うわ~怖い!と思いつつ「膨大な時間がかかるとは言っていない、相応の時間、少し時間がかかる、という話だ」と言ったが、この人もよくわからない。人の言うことを悪意に受け止めて攻撃の種にする、理解不能。
胃のあたりに違和感を終日感じている。
16日(火) 今日も胃のあたりの違和感を感じながら出勤。あまりひどいことはなかったので、昨日ほど胃が変という感じはない。ただ、今日の出張の報告(返信)を忘れていたので、運が悪いと何か言われるかもしれない。
17日(水) 胃はすこし変だが、気になるほどではない。
昨日、朝一で報告(返信)を忘れていた出張報告をPC処理。
3時間目の生活単元(お好み焼き作り)の試食で、肥満が問題になっているマユミさんの皿に、小西tは大きい(底辺10センチ高さ15~6センチぐらいの二等辺三角形型)お好み焼きを乗せたので、私は3分の1にして残りを戻した。今週のマユミさんの連絡帳には、金曜日帰宅したとき太って見えた、家で計量したら80キロを越えていた、という記述があり、N学園で「食べ過ぎて」いるのではと疑っているような記述があった。小西tが「食べさせてあげてほしい」と言ったので、連絡帳の件を話すと「それは運動不足だからでしょ」と嫌味を言われた。もちろん、マユミさん本人を含む生徒の前で。
時間は前後するが、今日はN学園→学校の登校便スクールバス添乗で、朝の打ち合わせに出ることはできなかった。今日の予定は歯科保健指導が入り、そのことについて16日の部会で担当の青田tから資料が配られたが、私のほうで目を通すのを忘れていて、歯科指導を2グループに分けて行うことを失念していた。部会では資料を見ておいてほしいという話以外なかったと記憶している。
生徒と一緒にスクールバスから教室に入ると、青田tから歯科指導を2グループに分けること、待機グループはプレイルーム(小体育館)で自由遊びをすること、私については待機グループに入ってほしいということを言われた。添乗で私と野田tが不在の間、朝の打ち合わせで生徒のグループ分けと教員体制、プレイルームで自由遊びという内容を決めたようすだった。昨日の部会で話題にしてほしい内容だと私は感じた。
歯科指導なのだから、生徒向けの行事とはいえ、ケース担任がケースの生徒の実態や留意点を衛生士さんから直接アドバイスを受けなければならないのでは?という疑問はあったが、生徒がわさわさしている中で質問することはできなかった。
しばらく待機グループで生徒の相手をしていたが、歯科指導が気になり、生徒が落ち着いていることと、教員が複数いることを確認して、声をかけて(個人にではなく、全体に向かって)プレイルームを出た。歯科指導をのぞくと、青田tからちょうどマユミさんが指導を受け終わっていたので引き継いだ。マユミさんには使った歯磨きセットをカゴに入れて持たせて食堂と職員室へ片付けに行った。二階の職員室からプレイルームをいっしょに見下ろして、マユミさんに「プレイルーム行こう」と誘うと乗ってこなくて、「保健室」と言ったので、彼女の希望をいれて保健室に行った。養護教諭は歯科指導で不在だった。体重を量った(保健室は遊ぶ場所ではないことを意識付けたかったのと、体重が気がかりだったのと両方で)。〔保健室を出たところで、校長と副校長に出くわした。〕プレイルームに戻ると、すでにプレイルームは消灯されていたので、教室に向かった。
教室に入ると、青田tに「どこ行ってたの、ハルオくんがいなくなって大変なの、大村tが3人も見ていたのに……」と一方的にこちらを悪者のような言い方をしたので、やんわりと反論&無視する。教室にはすでに2名生徒がいて、私が掌握することになった。そのあとすぐに講師の佐伯tが来て、2階の高等部食堂(ここで歯科指導)から一階のプレイルームまでハルオくんを連れて行くように頼まれ、一緒に歩いているうちに、ハルオくんがいきなり走り出してしまい、追いつくことが出来ず、ハルオくんのケース担任の大村tに助けを求めたことを話した。ハルオくんは体育館のお気に入りの場所に行っていたので、大事にはならずにすんだ。
佐伯tが何か釈然としない表情だったので、たぶん大村tあたりに何かを言われたのかと思い「気にしなくていい」と言った。
生徒下校後の部会で、ハルオくんの件が話題になり、大村tいわく「私はずっと子どもと遊んでいたのに、あんたは座り込んでいた」と言い募るので、反論するのも不毛と感じ無視。私がプレイルームを出たときに「黙って出て行った」ととんでもない言いがかりをつけられたので「声をかけた」事実を強調。大村tは「聞こえなかった」とうそぶいたので、私は「人を言うことはちゃんと聞いてほしい」と反論。大村tは「聞こえたら返事をするので、返事を確認してから出てほしい」と言ったが、人を人とも思っていないのだから、聞こえようがなんだろうが、返事なんかするつもりないんでしょう!!と私の立場からは言いたい。
太田主幹に呼ばれて、ハルオくんの件について聞かれる。こちらからは、声をかけても仲良しグループに無視されることが何回もあるので、返事を確認してから、ということ自体成立しないのではという危惧を伝える。それでも、生徒掌握上やはり安全が第一なので、口頭での体制確認の際は必ず不明な点やあいまいな点を確認すること、掌握を抜けるときは個別に〔野田tに声をかけることにしましょう(苦笑)〕声をかけて返事をもらうようにすることは必要だと太田主幹から言われた。
太田主幹には、この間小西tから二日に一回は嫌味を言われ(今日のお好み焼きの件は伝えた/「運動不足だから…(運動させればいい)」の迷言には、太田主幹も苦笑していた)生徒の前でも言うので無視するようにしているが、困っていることを話す。
大村tが「子どもと遊びもせず座り込んでいる」と一方的に部会で言われたことについて、始終教員につきまとわれては自閉症の子どもたちも重たく感じると思い、本人から遊びを求めてくるのを待っていたこと、大玉遊びをするハルオくんやフユオくんが、危ない乗り方をするので、頭を打たないように支えていたことなどを話した。
大村tにしても小西tにしても、自分がやっていることが唯一絶対正しいことだと信じて疑わず、自分と違うやり方をする他人を簡単に否定する傾向があることを、太田主幹と確認した。「話し合い」というのは、お互いがそれぞれ自分と違うことを認め合い、違いにはそれぞれの理由や経緯がある、ということを確認しあう作業だと思うが、この二人や仲良しグループとはそれができない(同じ=○、違う=×、というオールorナッシングの発想)。
「あまり気にせずに だれでも 見落としはあります
それを みんなでフォローできるようになると いいのですが
今日の部会で、たかぎさんを批判した発言があったみたいですね
でもたかぎさんは冷静に対応してくれたようで ありがとうございます
見ていた人は、たかぎさんの我慢がわかったようです
すごい我慢だと思います ご苦労様です
ありがとうございます」(太田主幹→私へのメール)
「お気遣いいただき、ありがとうございます
仲良しグループだけでこそこそ決めて、私や野田さんはただ従ってくれればいい、と
いう今年の流れは実に釈然としない思いです。
有識者来校の来週木曜の3時間目が話題になり、指導案提出が必要という話の流れから、5時間目の自立のカラオケを個別学習込みで3時間目にもってくればいいと仲良しグループが盛り上がったので、カラオケは木曜午後の心身ともに疲れがちな生徒の実態を考えて設定されたという昨年度までの流れを受けた授業ではないのかと申し上げたところ、小西さんが「要するにやりたくないだけなんでしょ」とおっしゃったという次第です
カラオケ授業自体、進路先や学校外の様々な場面でより豊かに余暇を楽しめる(自分の番だけをひたすらイライラと待つ→自分のお気に入りだけでなく、他の曲も悪くないことを発見→楽しみ方が広がる)力を生徒たちが自分の中から見つけられるといい…と思いつつ授業を作ってきたつもりでしたが、単に生徒を無駄に遊ばせているという淋しい捕らえ方しかされていないようで、残念です。自分の授業がいわば侵害されようとしているのに、最早腹も立たないという自分もまた、淋しいものです
金曜の作業学習も、紙箱以外に広げたいとこの間いろいろと自分なりにシミュレーションしていますが、この状態で新しいことを入れるのは、余りにもリスキーだというのが本音です。
とまれ、生徒に大人間の綻びを影響させないようにしていきたいと思います。
ご心配ばかりおかけして、すみません 」(私→太田主幹へのメール)
18日(木) ついに生徒へのモラハラが!
①部会で数回話題にのぼってきた「朝運動」を18日から実施に移すことになった。これも、仲良しグループでばたばたと一方的に決めたことで、前日に生徒に予告するというようなことはできなかった。
マユミさんには朝のお茶作りの係活動のあとの着替えのところで、今日から体育館で朝運動をすることになった話をした。着替えを終え、体育館に向かう途中で、先に出発した一行が戻ってくるのが見えた。体育館が他学部の授業で使われていて使用できない状態なので、プレイルーム(小体育館)で活動する、という話だった。それで、マユミさんに「ごめんね、体育館は他のお友達が使っていてだめだから、プレイルームに行こう」と声をかけた。マユミさんはプレイルームに入ることは出来たが、座り込んでしまい、朝運動(ランニング)を行うみんなの流れに入ることができなかった。朝運動を指導する大村tが「マユミさん何やってんの」など、強い口調で運動するよう声をかけたが、マユミさんは座り込んだままだった。予定変更に弱い自閉症の人が、これまでと違う「朝運動」という新しい流れにすぐについていけないのは十分理解の範疇内なので、私はマユミさんが自分の力で気持ちを切り替えられるまで待つことにした。ちょうど校長がプレイルームの様子を見に来ていて、マユミさんが動けない様子をばっちり目撃されてしまった。大村tはあぐら座位で座り込んでいるマユミさんに「体育座り」の姿勢をとるようきつい口調で指示したが、マユミさんはあぐらのまま動かなかった。私はここで無理をさせる必要はないと判断し、マユミさんの切り替えを待った。他の生徒がプレイルームを出ようとする段になってようやくマユミさんは立ち上がった。そのマユミさんに大村tは「みんなやったんだから、ちゃんと走ってね」ときつい口調で言った。マユミさんと私は一緒にプレイルームを5周ほど歩いたが、マユミさんは堪忍の緒が切れたようにプレイルームを飛び出し、廊下に寝転がって怒り始めた。しばらくそのまま気持ちが治まらないようすだったが、小学部の本校生に声をかけられ気持ちがほぐれたようで、しばらくして立ち上がり、教室に戻ることが出来た。
②12時に給食のお茶準備をしに、私とマユミさんは食堂に向かった。食堂には誰も来ていなかったので、午後からの買い物学習の費用を斜め向かいの事務室までマユミさんと一緒にとりに行き、私が保管していためいめいの生徒の財布に硬貨を2つずつ入れるようにマユミさんに指導した(最初は戸惑っていたが、要領がわかると順調に入れることができた)。そのうち本校の先生方が食堂に来て配膳の準備を始めた。マユミさんは手洗いをしエプロンをつけ、お茶を入れはじめた。
本校の先生方が給食の食缶や食器類を配膳台に並べて盛り付けにかかろうとしたところで訪問学級の生徒たちが教員と一緒にどっと入ってきたので、ずいぶん早く来たなと驚いた。盛り付けがほとんど手付かずの状態なのを見た小西tが「みんなおなかがすいて我慢ができないのに、いったい何をやっているの」といった意味のことを言ったので、本校の先生方はかなり気分を害されたのではと感じた。小西tとしては、配膳の準備が全く進んでいないのは私のせいだと言いたかったようだが、配膳は本校生の仕事分担があり、こちらはあまり手を出せない(本校生の仕事を取ってしまうことになるので)。ようやく本校生が現れ、配膳が軌道に乗り始めた。
小西tはコップ3~4個しかお茶を入れていないマユミさんに対して、いらだちをあらわにしたようすで「何をもたもたしているの」「早くやるの」「みんな待ってるの」等マユミさんを責め立てるような口調で迫った。私ははっきり目撃していない(マユミさんも小西tも背中しか見えない)が、お茶が机にたくさんこぼれていたので、小西tがマユミさんの手をむりやりにとって「早く」お茶を入れるよう強要したのでは、と感じた。お茶を入れ続けるマユミさんに「ドンマイ、気にしなくていいよ」と声をかけてなぐさめた。
マユミさんにたいするこの発言は太田主幹も聞いていた。帰りの着替えのところで、太田主幹は私に「早くお茶を入れろ、なんて……」と言っていた。
私に対するモラハラが、ついに生徒への攻撃にエスカレートしていることが恐ろしい。
朝運動にしてもお茶入れにしても、生徒の前なので、教員同士の不一致をあらわにするのはよくないと感じ、こちらは反論できず、無視するのが精一杯だった。マユミさんにとっては釈然としない思いでいっぱいだったのでは?と懸念している。
19日(金) N学園での訪問授業。このところ不調でパニックを繰り返すアキオくんのことで、学園側と話し合うために校長と副校長が学園に来て、授業や日常生活の指導を見て帰った。今日は野田tが所要で休暇を取り、かわりに太田主幹が入った。
仲良しグループより一足先に教室に入り、授業準備を行った。太田主幹からは、私が生徒下校後の食堂掃除に来ないのでそのことを快く思っていない人がいるという話があった。私は、マユミさんの係活動(給食後、自分の使ったテーブルを拭いてイスを上げる)を指導しながら、床に落ちている食べ物のゴミを拾ったり、学園職員用の小さめのテーブルを拭きイスを上げたりして、相応のことはしているので、そのような言われ方をするのはおかしいと言った。食堂には掃除用具がほうきとモップが各1本ずつしかなく、大勢で行っても掃除にならないので、教室のゴミやおもちゃを片付けたり、授業の準備をしたりしていたのだ。
私が担当するN学園での授業は、金曜日の作業学習だけなのだが、生徒の能力に応じた作業量を保障する必要がある(ホチキスで留める部分に施す印を色鉛筆で1個につき8ヶ所つけた半製品を毎回30個以上準備する、等)ので、準備には相応の時間がかかるし、教材を学校に持ち帰りまた学園に持ってくるという手間は最小限に抑えたいので、学園にいる時間を最大に活用して準備を行っている。仲良しグループは一刻も早く学園から学校に戻って仕事をしたがっているので、学園に長くいることはできず、こちらも一刻を惜しんで教室の環境整備と授業準備に充てているのだ。
そういう事情とともに、こちらとしても、仲良しグループに配慮して、気のあった者同士で仕事が出来るよう、割り込まないように気遣いをしているのに、それが全くわかっていないことに呆れてしまった。太田主幹は、大村tなどは、人の配慮や思いやりが通じない、わからない人だから、食堂に顔を出すだけ出してあげれば、と言った。太田主幹の言うことはわかるのだが、私はそこまでする必要があるのかと思っている。
モラハラの加害者は、自分たちで勝手にこしらえた「ルール」を一方的に被害者に押し付けることが多い、と香山リカの著書にもあった。被害者は「ルール」に巻き込まれ、からめとられてますます自由を失い、苦しい立場に追い込まれると。
仮にこちらが向こうの「ごきげん」をとったところで、モラハラは解決することはない。それは、たとえば夫婦間のモラハラ被害の状況をみれば一目瞭然である。
このような身勝手で理不尽な言いがかりは、黙って無視するに限ると私は考えている。
管理職2名は、私の作業学習の終盤から給食指導までを見て帰った。
今日は、大村tがチーフで私も所属している校務分担の仕事の打ち合わせがあった。教材探しをしていて、打ち合わせの時間に数分遅れて職員室に戻ると、大村tのメモ(会議場所)があった。あの告げ口の大好きな大村tが、私が打ち合わせに遅れてきたことを嬉々として「上」にご注進するのかと、ついつい余計な想像をしてしまう。
24日(水) 来週、研究授業がある音楽の授業を副校長が見に来た。折悪しく、マユミさんが教室で座り込んでしまった。先週、着替えをして体育館でプロ演奏家のコンサートを鑑賞したので、そのつもりになっていたらしい(昼休みに数回「制服」と言っていた)。こちらも粘り強く働きかけ、気持ちの切り替えを待って、最後の部分だけ参加できた。私としては、マユミさんはよく頑張ったと思っている。他の人はどう感じたかは知らないが。
29日(月) 風邪(咳が出る)で1日年休
