全然大した話ではないのに、言葉に詰まってしまう。
「むむ昔、男子にお前の目ってなんか変ってからかわれたことがあって。それから長くしてるよ。もうその人は全然違う高校に言ってるし関係ないんだけど、私も自分の目があんまり好きじゃなくてさ。なんか隠さなきゃって気持ちが消えないんだよね」
『お前の目ってなんか変。こっちみんな』
小学校高学年、ただのクラスメイトのその一言が消えない。
本当に、大したことないなって思ってはいるのだけど、ずっとのどに小骨が刺さっているような感じで、いつまでも消えないでいる。
「なにそいつ、むかつく!絶対春苺のこと気になってたんだって。ちょっかいかけたとかそういう感じでしょう」

