「……別にお前は堂々としてればいいだろ」
「そうしたいけどね」
私はただ、平和に暮らしたいのだった。争いごとはあまり、好きじゃない。
「なら、どうしろと」
「……私の英語の点数あげて」
「はあ?」
「それで手を打とう。三神くん学年1位なんだからそのくらい余裕でしょう。私のテストの点数が80点以上なら遊びに行く」
「それはお前次第じゃね?」
「いいや、三神くんの手腕次第」
現在、高校2年の夏。高2の夏は、勝負の夏とも言われている。
三神くんが群を抜いて頭が良いので全体が霞んでしまうのだけど、一応この高校は進学校で、私も受験予定なのだ。遊んでばかりはいられない。

