完璧な三神くんは、愛だけがわからない。


ーー

「友達と遊んだことないから、今週末どこか連れてけ」

「は?何で私が」

つい先日、三神くんと友達になった。友達、ということを本人に公言したところ、初めてできた女友達に浮かれているのか知らないが、執拗に構われるようになってしまった。

毎日のようにこのクラスへとやってくる三神くん。クラスメイト達もはじめは驚いていたのだが、あまり他人に興味がないのか「ケンカして友達になったんだよね」という雑な説明で納得したようだった。



「……春苺が自分で言ったんじゃん、友達って」

私が首を縦に振らないことに、おもしろくなさそうな三神くん。

最近、三神くんの初めて見る一面が多くて嬉しい。