三神くんにとって自分は知っている人、たったそれだけのことなのに少し嬉しくなってしまう自分がいて悔しかった。
推しに認知されたから嬉しい、きっとそういうことなのだと思うことにした。
「うわあ、何かすごい趣味」
私のまっピンクの電子辞書のカバーをみて、彼は言った。眉間に皺を寄せている。失礼な奴だ……。
だってしょうがないでしょ、電子辞書とかパソコンカバーってなかなか可愛いの売ってないのよ。これでも結構探したんだから。
「白とか黒とかシンプルなのがよくね?」
「え可愛くないじゃん…」
「趣味合わな」
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