青春予報

私は、掃除が終わったあと、Iに呼び出された。
そこにはなぜか、あのモデルのYちゃんもいた。

(え、なにか私⋯した?)
実はIは、裏の評判が良くなかった。
いじめているとか、なんとか。

私の小6の生活、崩れるのかな?と思いながらウジウジしていると、Iが口を開いた。

「ねえ、Hと腕、組んだ?」

「⋯へ?」
私は、きょとんとした。
もしかして、掃除のときに捕まえたときだろうか。

たしかにあの時捕まえたが、腕を組むような親密さはない。

「え、組んでないよ?」
「ふうん、そう」

Iが少し怖く思えた私は、一歩後ずさる。
うう、こんなところUくんに見られたら⋯。

「あのね、YとHが付き合ってるの、知ってる?」
「え?そうなの?」

初耳だ。
「あ、知らなかったんだ⋯」
と、Yちゃんは顔を赤らめ、気恥ずかしそうにしたのだった。

「付き合ってるの、四年生から」
「何も進歩はないけどね」
へえ⋯。
とにかく、私が廊下に呼び出されたのは、私がHくんと付き合っていると、腕を組んだと疑われたからってことか。

ひい、遠近法ってこええ、と思って私はIに会釈をしてからあとにした。