人形少女と二人ぼっち

花帆は、駅前の駐車場に車を止め、私達は、写真館へと向かった

「いらっしゃい」

「あの、お写真お願いしたいんですけど」

店主の男性は、いのりと私を見比べる

「今度入学するの? 二人とも制服似合ってるね」

店主は、そう言って、スタジオにウッドチェアを用意した

「ブロンドのお嬢ちゃん、ここ、座ってもらって」

「はい」

花帆は、車椅子を椅子の近くまで運び、私をウッドチェアに座らせた

「お二人は、両横に立ってもらって。うん、それでいいよ。はい、笑顔で、こっち向いてね」

店主は、三脚にカメラをセットして、写真を撮影した

「はい、終わりましたよ。プリントしますんで、確認してください」

店主は、撮影した写真を花帆に差し出した

「いかがですか?」

「とってもすてきなお写真、ありがとうございます」

花帆は、言いようのない笑みをうかべていた

制服を着たいのりと私。私の右隣にいのりがいて、左には花帆がいる。その写真は、それからずっと、リビングに飾られていた