人形少女と二人ぼっち

いのりと同じ制服。そして、これは、初めて私のために作ってくれた服

「いのり、どう? ちゃんと着れた?」

「うん、大丈夫、入って来ていいよ」

ドアが開いて、花帆が入ってきた

「いのり…。ましろも、似合ってる…」

花帆は、言葉を探しているようだった

「ほんと?」

「ねぇ、せっかくだから写真撮りに行かない?」

「あっ、うん…」

花帆は、慌ただしく自分の部屋に向った

「なんか、不思議だね。ましろと同じ服、初めてだもんね」

そう言って、いのりは、私の隣に座った

しばらくして、花帆が戻ってきた。ピンク色の上品なワンピースを着ていた。花帆にしては珍しい

「駅前の写真屋さん行こ!」

「うん」

いのりは、私を車椅子に乗せ、いつものように花帆の車の停めてある駐車場まで運んでくれた。後ろの座席に、私を座らせて、反対側の席に取り込む

花帆も、運転席に着いた

「二人とも大丈夫?」

「うん、行けるよ」

制服姿のいのりと私。隣同士で車に揺られた