人形少女と二人ぼっち

花帆は、私のブレザーを脱がせ、立ち上がらせて、後ろから支えてくれた

「それじゃあ、採寸していきますね」

店主は、ブラウス越しに、私の身体にメジャーを当た途端、目を見開いて、明らかに表情が変わった

さすがに、身体に触れば、人形だということは分かるだろう

しかし、次の瞬間、また、真剣な表情に戻った

「腕を上げてもらっていいですか?」

「はい」

花帆は、店主の言う通り、私の身体を動かした

「これで終わりです。夏服と冬服両方なので、2着分となると、かなりの量になりますけど、追加で送料をいただければ、ご自宅まで、お送りしますよ」

店主は、何事もなかったかのように、笑顔で対応する

「はい、じゃあ、それでお願いします」

花帆は、会計を済ませた。2着分の制服。かなりの金額だったようだ

その間に、いのりは、私にブレザーを着せた

「ありがとうございました」

花帆は店主に丁寧に挨拶して、店を出ようとする。いのりも、お辞儀をしていた