人形少女と二人ぼっち

その週末、私達は、ショッピングモールに出かけた。いのりは、私に中学の制服を着せてくれた

「いのりの高校指定の制服屋さんってここかな?」

「うん、ここだと思う」

いのりは、先に店に入った。花帆が、私の車椅子を押してくれる

「あの…、柚葉高校の制服を2着、作りたいんですけど」

「お姉ちゃんと、そっちのお嬢ちゃんね。ここに名前を書いて」

いのりは、2人分の申込書を書いてくれた

店主は、私を見ても、別段、変わった様子はない

「えっと、いのりさん? 先に採寸しましょうか」

「はい…」

制服屋の店主は、いのりの身体にメジャーを当て、手際よく採寸していった

いのりは、少し緊張しているようだった

「それから、ましろさん…」

私の番だ

「立てるかな?」

店主は、私の目線に合わせて訪ねた

「私が、後ろから支えます」
花帆が答える

「それじゃあ、ブレザーだけ脱いでもらっていいですか?」