人形少女と二人ぼっち

日が落ちかけて、夕日が差し込んできた頃、玄関のドアが開いた

「花帆姉、ましろ、たたいま」

「いのり、お帰り。よく頑張ったわね。試験どうだった?」

「分からない。いつも模試でやってたことは、ちゃんとできたと思うけど」

「そう、一人っきりで、大丈夫だった?」

「この制服、ましろがいつも着てくれてたから、なんだか、ましろが、側についてくれてるみたいで、頑張れたよ」

「そう、それはよかったわ。ましろって、やっぱり不思議よね」

いのりは遠くに一人切りでいても、私の存在を感じてくれていたの?

それは、思いもよらないことだった

「後は、結果待つだけだね。数日で出るんでしょ?」

「うん、そうだよ」

「結果出るまで、気がかりよね」

「気になるけど、あんまり、結果見たくない」

いのりは、今日のために頑張ってきたのに、どことなく辛そうだった