人形少女と二人ぼっち

それっきり、いのりからの返信は無かった

花帆は、さすがにどうしようもなくなってしまったようで、私の隣の席に腰掛けた

「ねぇ、ましろは、いのりのことどう思う?」

いのりが高校に行きたいと言ったとき、正直、そんなことできるの思った。だけど、いのりがやりたいなら、受け入れてあげるのが、私の役目だ思った

学校のことは詳しくわからない。けれど、花帆は、いのりのために、できるかぎりのことをしていたと思う

「あの子が、また、嫌な思いして、外出れなくなったらどうしよう」

私には分からない。どうして、いのりが、怖い場所に自分から行こうとするのか

だけど、私が着せてもらっていた制服についた香りを、いのりは安心できると言った。その言葉を信じようと思う

「いのりの言ってることも分かるのよ。ましろが来て、あの子変わった。ましろといられたからこそ、もっと広い世界に、好奇心を持てたんだと思う」

いのりは、その好奇心と、恐怖心の間で揺れているの?