人形少女と二人ぼっち

オルゴールのきらきらした音色が響く

私は、人形だから分からない。いのりに、どうしてあげればいいのか

「私、怖いんだと思う。せっかく、もう一度、世界と関わろうと思って努力しても、それが実らなくて、また、一人ぼっちになるのが」

いのりは、一人ぼっちになんてならないよ。いのりの側には、いつだって、私がいるから。二人ぼっちじゃだめ?

「せっかくここまで頑張ったんだから。花帆姉も、応援してくれたんだから…」

どうにかして、いのりについていてあげられる方法はないだろうか

いのりは、どうして、私がいると安心できるの?

「ましろだけだったから、私のほんとの気持ち、話せたの」

私は、いのりと話したことを思い出した

いのりは、クラスの視線が怖いと言って、学校へいけなくなった。だけど、私を外に連れ出すときに、好奇な視線に触れないように、いのりの制服を着せてくれた

「ましろ、何考えてるの?」

何も答えることはできなかった