人形少女と二人ぼっち

「いのり、ましろ、夕飯できたわよ。今日はハンバーグにしてみたの」

例によって、3人分の食事が用意され、私の前にも、湯気の立つハンバーグが用意されている

「うん…。いただきます」

いのりは、あまり食欲がなさそうだった

「いのり、大丈夫?」

「うん、別に体調悪いとかじゃないから」

「そう…。

まだ、受験まで時間はあるから、あまり思い詰めちゃだめよ。ましろも、側にいてくれるから」

うん、受験と言うところについては行けなくても、私は、いのりの側にいる

「そうだよね。まずは、試験対策する方が大事だもんね」

いのりが何をやっているのかも、何を目指しているのかも分からない。だけど、私は、何があっても、いのりを見ているから

「ましろってやっぱり不思議だよね。何も答えてくれないけど、ましろといると、大丈夫なんだって思えてくる」

「そう。それなら良かった

ねぇ、いのり。ましろも、お姉ちゃんも、試験当日は付いて行けないけど、側にいると思って」