人形少女と二人ぼっち

木造りのコテージの中を、海からの光が満たす。翌朝、花帆は、朝ご飯にサンドイッチを作っていた

「いのり、ましろ、よく眠れた」

「うん、すごくこのベット気持ちよかったよ」

「良かった。朝ご飯も、ゆっくり食べましょう」

「うん、いただきます!」

私は、また、花帆が用意してくれたサンドイッチを見つめる

落ち着いた、コテージを照らす木漏れ日が、私達を優しく包む

「ねぇ、いのり、今日は、二人に見せてあげたいものがあって、帰りに寄っていい?」

「え? なに? 見せてあげたいものって?」

「いのり、喜ぶわよ」

花帆は、いたずらっぽく笑って、サンドイッチを口にした


花帆といのりは、コテージの中を片付けた。花帆は、チェックアウトの手続きをする

いのりは、名残惜しそうだった。ウッドデッキから、朝の海を、いつまでも眺めていた

「ましろ、よろしくね。私は車ににも包み込むから」

「うん…」

いのりは、私を車椅子に乗せ、花帆の車へと運んだ