人形少女と二人ぼっち

帰りも、いのりは、ログハウスまで、私をお姫さま抱っこしてくれた。部屋の中に入り、椅子に私を座らせてくれる

「あー、ちょっと疲れちゃったな」

「いのり、何か飲む?」

「うん」

「じゃあ、ハーブ入りの紅茶でも入れるね」

花帆は、ログハウスの備え付けのキッチンへ向かった。茶葉は持ってきていたようだ

「ましろ、星空楽しめた?」

うん、こんなきらきらした光の粒を見たのは初めて

「ましろと見れてよかったな。と言うか、ましろと一緒じゃないと、こんなところまで来れなかったよ」

それなら、よかった。私も初めて星というものを見た。海も初めて見た。いのりがいてくれたから

「二人とも、お茶入ったわよ」
花帆は、私たちの前に、マグカップを置く

花の香りと紅茶の香ばしい香りの混ざって、心地よかった

「うん、美味しい。これ安らぐね」

「そらなら、よかった…。あんなこと話してくれたんだもんね」

「突然、びっくりした?」