人形少女と二人ぼっち

「ましろ、火の粉が飛んだらいけないから、火を起こすまでここにいて」

いのりは、火は大丈夫なの?

「すぐ終わるから」

そう言って、いのりは、ウッドデッキの方へ出て、バーベキューのコンロに向かった

「えっと、着火剤をコンロに引いて、その上に炭を並べるのか」

いのりは、少しぎこちない手つきで、作業をした

「お!良い感じ。この上に、網を乗せたらいいのかな。ましろ、もう大丈夫だよ、こっちに来る?」

いのりは、私を、抱きかかえて運び、ウッドデッキのチェアーに座られる。

時々、炭の火がはぜる。私の関節は、また少し軋んだ。

でも、いのりがいるのなら大丈夫なのかな…

「火、起せた?」

「うん、これで大丈夫?」

「完璧よ。バーベキュー、焼いていこうか!」

お肉や、海老や帆立、それから、玉ねぎやかぼちゃなどの野菜が、コンロの網の上に乗せられていく

どんどん焼けて、形を変えていく

もちろん、私の前にも取り皿は用意されていた