人形少女と二人ぼっち

小麦粉をふるいにかけ終えて、花帆は生地を捏ねて丸めていった。めん棒を手に持つ

「ほら、こうやって薄く伸ばして、型抜きししていくんだよ。これは、ハート型、こっちが、星型」

花帆は、私に、抜き型を見せる

「ねぇ、花帆姉、わたしもやりたい」

「いいよ、手洗っておいて」

「うん、行ってくる」

いのりは、洗面台に駆けていった

「この型をね、こうやって生地に当てるの」

生地がハートの形になった

「わたしもやる!」

いのりが戻ってきた

「はいはい、これで、抜いてみて」

「星だ…」

いのりは慣れない手つきで、型抜きをした

「どう?」

「うん、きれいにできてる。後、お願いしていい? 私、オープン温めてくるから。この天板に並べていってね」

「分かった」

いのりは、残りの生地を型抜きしていった。いろいろな形のクッキー生地が並ぶ

「ましろ、どう? 面白い?」

うん…