人形少女と二人ぼっち

花帆は、いのりの手を取って握った

「あのね、お姉ちゃんだけじゃないから。ましろも付いてるから。きっと大丈夫」

私は、ただ、青い瞳で、いのりを見つめていた

「うん、そう…、だね。ましろもいるもんね」

心なしか、いのりの肩が震えているのが分かった。花帆は、その震えが収まるまで、いのりの手を握っていた

「あの、さ…、ましろ、この格好だと、目立ちすぎない?」

花帆は、いのりのその言葉に、一瞬、拍子抜けした

確かにその通りだと思う。このふりふりのドレスで外に出れば、私を連れているだけで、注目を浴びてしまう

「それは、そう、かもね」

「私の制服、ましろに着せたらどうかな? 私のいつも着てる服だと、ましろ似合わないと思うから」

「制服、ね。いいんじゃない? 食べ終わったら、ましろに着せてみてあげて。どんなふうになるのか、お姉ちゃんも見てみたいわ」

「うん、分かった」