人形少女と二人ぼっち

花帆は、立ち上がって私を抱きかかえた

「ましろと寝るんだったら、ちゃんと髪、ドライアーで乾かしてよ。ドールって湿気があると、よくないのよ」

「あ…。うん、分かったよ」
そう言って、いのりは洗面台へと向かった

「さあ、お着替えしようね、ましろ」

花帆は、私を、部屋へと連れ込んだ

私を座らせ、ドレスのボタンを外していく

「ましろの身体、きれい…」
そう言って、花帆は、一瞬うっとりしていた

「すぐに、これ着せてあげるからね」

花帆は、薄ピンクのナイトドレスを、私に着せた

その服は、寝るための服というより、やっぱり人形じみていた

「どう? かわいいでしょう?」

「うん、かわいいとは思うけど…」

「じゃあ、いのりの部屋に運んであげる」

花帆は、私を、いのりのベッドに寝かしつけた

「いいなぁ、いっつも、ましろの側にいれて…

おやすみ、いのり、ましろ」

「うん、おやすみ、花帆姉」