人形少女と二人ぼっち

わたしは、すごく懐かしい夢を見た

「あー、やっと終わった。ねぇ、ましろ、帰りにグレープ食べて帰らない?」

「うん、行こう」

ましろと私は、靴箱でローファーに履き替えて、駅へと向かった

「ねぇ、ましろは何にするの? 私、チョコバナナと苺ホイップどっちにするか悩んでて」

「私は、ピスタッチオと苺のやつにする」

「あー、ばえるやつだ。でも、あれ色すごいよね」

わたし達は、女子高生の列ができているクレープ屋に並んだ

「じゃあさ、わたしチョコバナナにしようかな。ましろの、少しちょうだいよ」

「うん、いいよ、交換しよう」

クレープを手に持って、お店のベンチに座った

「おいしそう」

「はい、いのり、先に食べていいよ」

「え…? うん、ありがと」
わたしは、ピスタッチオと苺のクレープを受け取った

「じゃあ、わたしのも、先に食べて」

「うん」

わたし達は、クレープを頬張った。心なしか、ましろの頬が赤く染まっていた気がした