人形少女と二人ぼっち

「さあ、夕飯にしましょ。今日は、オムライスでも作ろうかな」

「ほんと? 楽しみ!」

「ましろと、ちょっと待っててね」
花帆はそう言ってキッチンへ降りた

いのりは、私のブロンドの髪を飾る、マーガレットに指を触れる

「お揃いだね」

うん、いのりは、嬉しい?

「わたしは、ましろみたいに似合わないけど、でも、ましろとオソロ、嬉しい」

そんなことないよ。そんなこと…

「いのり、ましろ、夕飯できたわよ! ましろ、連れてきて!」

「うん、分かった」

いのりは、私を抱きかかえて、リビングに運んでくれた

テーブルには、オムライスが3皿、それにサラダが用意されている

いのりは、私をテーブルに座らせてくれた

「いただきます…。うん、美味しい!」

「いのり、お腹空いてた?」

「まあね…」

私は、いつものように、オムライスを見つめる

花帆の盛り付けはとても綺麗だと思う。その黄色の楕円形を見ていることが、私には心地よかった