人形少女と二人ぼっち

教室に、眉目秀麗な男子生徒と女子生徒が入ってきた。教室に一瞬、緊張が走った。女子生徒は、生徒会書記の梅津だった

「いらっしゃいませ」

「君が、ドール研究会の部長さん? 確か…」
その男子生徒が、みゆに訪ねた

「花守 みゆです」

「これは失礼。僕は、生徒会長の一之瀬だよ」

「せっ、生徒会…」

「梅津さんから、ここの評判を聞いてね、来てみたくなったんだ。お邪魔だったかな?」

「いえ、こちらの席にどうぞ」

みゆは、一之瀬と梅津を、私達の正面の席に案内した

「紅茶とクッキーどブラウニーをもらうよ。君は?」

「私も同じもので」

「かしこまりました」

みゆは、バックヤードに下がった。一之瀬は、紅茶が運ばれてくるまで、いのりと私を見ていた。美術品を見るような、でも、決して値踏みするような目ではない

「どうぞ…」
みゆが、一ノ瀬と梅津に、紅茶とお菓子を出す

「ダージリンのセカンドフラッシュか。なかなかいいものを選んでいるね」