人形少女と二人ぼっち

花帆のクッキーは、不思議な形をしていて、いろいろなキラキラしたものが乗っているから面白い

「あのさ、私、文化祭で、お菓子の担当なんだけど、ましろちゃんと、いのりのお姉さんのクッキー、本番で出させてもらえないかな?」

「クッキーを、ドール喫茶で出すの?」

「うん、ケーキだと、焼いたりデコレーションするのも、当日、お出しするのも大変かもしれないから。クッキーなら、保存も効くし、いいかなと思って」

めぐみは、きらきらと顔を輝かせて言った

「それでさ、ましろちゃん教えてくれない?」

私はいつも見ているだけだ。人形は喋れない

「ましろちゃん、お人形だもんね」

「それならさ、花帆姉に、直接聞いておくよ。もしかしたら、クッキー作るのも、協力してくれるかもしれないし」

この企画、何でも、花帆に頼っている気がするけど、まあ、いいのだろう

「それなら、助かるなあ。ましろちゃんに合うような、かわいいクッキー用意したい!」

めぐみは、優しく微笑んだ