人形少女と二人ぼっち

クラスは静まりかえる

「ドール研究会の部長の花守さんから、ドール役を務めてくれる、宮前ましろさんを紹介してもらいます」

いのりは、私の車椅子を、教壇のそばに動かす。私に、クラスの視線が集まる。みゆは、教壇に立った

「今回のドール喫茶では、いのりと、このドール研究会のエース、ましろに、ドール役を務めてもらいます。二人に、台の上に座ってもらって、それを見てもらいながら、お茶とかお菓子を出す感じかな」

「すごい! 素敵! 宮前さんも、ましろさんも、すごく可愛いから、とってもいい企画になりそう!」
少しウエーブのかかったロングヘアーの女の子が言った

「あの…、あのね」
いのりが、拳を握りしめて、声を出した

「どうしたの? 宮前さん」

「みんなに言っとかないといけないことがあって」

「なに?」

「ましろは、お人形なんだ」

「お人形…。それどう言うこと?」
その女の子が尋ねる

クラスがざわめいた