人形少女と二人ぼっち

「そんなに?」

「うん、そんなに。てか、いのり、しゃべんないでよ。なんか、イメージ壊れる」

「文化祭の時、すっと、黙ってるの?」

「うん。むしろ、動かないで。お人形だから」

「えー」

私は動かないのは平気だ。動けないから

だけど、いのりは、辛くないだろうか

「後、お洋服の色に合わせた、メリージェーンのストラップシューズとか欲しいな。それからタイツも。通販で探そう!」

みゆは、一人で盛り上がっていた

「いのり、足のサイズいくらくらい?」

「23.5だよ。ましろもそれくらいだと思う」

「ありがと。さっそく靴探してみるね!

でも、二人のドール姿、こんなに尊いのに、喫茶できないの、もったいないよね」

「みゆは、やっぱりドール喫茶やりたい?」

「うん、やりたいよ、三人で楽しい思い出作りたい」

私は、文化祭と言うものが、どういうものか分からない。でも、みゆが楽しいと思うなら、その願いは叶ってほしいと思った