人形少女と二人ぼっち

「今度から、恥ずかしいとか言わないの。いのりのドレスは私が着せてあげるから」

「うん」

いのりは、もう、反論できなかったようだ

「てか、二人ともかわいい! やばいんだけど」

「いや…。あ、これも付けないと」

いのりは、衣装ケースから、ボンネットを取り出した

ピンク色のを私の頭に被せる

「ここのリボン、首のところで結ぶの」

「ましろ、まじ天使だ。ねぇ、いのりもつけさせて」

「うん」

いのりはおとなしく従った。みゆは、いのりの頭にボンネットをつけて、首のリボンを結んだ

「すごい! 二人ともかわいすぎ。ねぇ、ここ座って」

みゆは椅子をくっつけて並べた

いのりは、私を抱きかかえ、その椅子に座らせて、もう片方に、自分も座る

「ねぇ、もうちょっと、肩を寄せ合うようにして」

「こう?」

いのりは、私に肩を寄せ身体を預けた。細い身体だった。私と同じくらいに

「だめ…。これやばいよ。ずっと家に飾っときたい」