人形少女と二人ぼっち

いのりはドレスを手に取る

「それに、ましろも、着替えさせなきゃいけないし」

「そっか…。分かった。じゃあ、放課後、着てみてよ。私ちょっと遅れて部室来るから」

「30分くらい後に来て、ましろもわたしも着替えておくから」

「えー、30分も!」

「そのくらいかかるよ。こんな服、初めて着るし」

「ましろは、家ではずっとこんなお洋服なの?」

うん、私は、お店にいる時から、ずっとフリルたっぷりのドレスを着せされている

「お人形感、半端ないね」

人形なんだけど

「出かける時は、制服着てるけどね」

「でも、ましろはなんとなく想像つくけど、いのりが、お人形の服着たらどうなるのか、すごい楽しみ!」

「そんな楽しみにされても…」

「だって楽しいもん」

「そう、分かったよ」
 
「じゃあ放課後、二人とも期待してるからね」
みゆは、にやにやした顔で言った

「んー。それより、お昼食べよう」