人形少女と二人ぼっち

次の日の昼休み、部室のテーブルには、私が座わっている前に、衣装ケースが置かれていた

昼休み、いのりとみゆが、部室に入ってくる

「何これ、かわいい箱、どうしたの?」

「あのね、花帆姉が、ドールの衣装買ってくれたんだ。それで、学校まで運んでくれてさ」

「え!? 最高じゃん。ねぇ、見てもいい?」

みゆは、私の前で衣装ケースを開けた

「やば、可愛い! ほんとにお人形が着る服だ」

「うん、花帆姉が、ましろを買ったアンティークショップで、服選んでくれたからね」

「すごい本格的じゃん。このピンク色のがましろのドレスで、紫色のが、いのりの?」

「うん、そうだよ」

「やっぱ、花帆さん、センスの塊。ねぇ、今すぐ着てみてよ! 見てみたい」

「今、昼休みだよ。昼ごはん食べないといけないし、それに、みゆの前で着替えるの恥ずかしいよ」

「そんな恥ずかしがらなくてもいいじゃん」

「だってさ、お人形の服だよ…」