人形少女と二人ぼっち

「それと、こちらのボンネットを、ご一緒にいかがでしょうか? ピンク色と、紫色のものが同じデザインでございます。ドレスに合うと思いますよ」

店主は、棚の上からボンネットを二つ取り出した。つばのところにレースが施されている

「かわいい! これも一緒にいただきたいです」

「承知しました。こちらの4点、お買い上げでよろしいですね」

「はい!」

「衣装ケースにお入れいたします。少々お待ちください」

店主は、店の奥にドレスとボンネットを運んだ

私達は、店のカウンターに出て店主を待った

店主は、リボンで飾られた衣装ケースを持って、カウンターに出てきた

「では、こちらでございます。お会計よろしいですか?」

「はい…」
花帆は財布を出した


店を出て、私達は花帆の車まで歩いた。いのりは、私の車椅子を押し、花帆がドレスの入った衣装ケースを運ぶ

「あー、なんか、あの人怖かった。わたし、ほんとにお人形にされちゃうんじゃないかと思った」

「ふふ、考えすぎよ」