人形少女と二人ぼっち

「問題は、場所と人手か」

「まあ、ドール服は花帆姉に言ったら何とかなりそうだけど」

「え!? なんとかなるの?」
みゆの目が輝いた

「みゆ、なんか目がこわい」

「実はね、私、ネットの動画とか見て、ドールメイク研究してたんだよね、密かに」

「えっ、あー、うん」

みゆは、いのりの顔を覗き込む

「なに?」

「いのりの顔どうやってメイクしたら、お人形みたいになるのか、考えるだけで楽しい」

「みゆ、やっぱ、こわい」

「えー? なんで? お人形になってくれるって言ったじゃない?」

「いや、言ったけど…」

「大丈夫、いのりも肌綺麗だし、ベースメイク、ましろとおんなじくらいのトーンにしたら、いけるよ! とっておきのお人形にしてあげるからさ」

いのりは言葉を失っていた

この部活は、いつから、人形を研究する部活から、人間を人形にする部活に変わったのだろう
私からすると、大差はないのだけど