人形少女と二人ぼっち

「あぁ、いいかもね。ましろにも、浴衣着せられるし」

「え!? ましろの浴衣姿みたい!」

浴衣…。たぶん、私が着たことのない服だ

「ましろ、花火ってね、夜空にお花みたいな光が弾けるんだよ」
いのりが教えてくれた

お花みたいな光…。それは、星とは違うの?

「星よりも、もっと明るいの」

想像できなかった。いのりやみゆと一緒にそれを見れるの?

「ましろや花帆さんと一緒に行けるところ、リサーチしとくね。またLineするから」

「うん、楽しみにしとく」

「でも、宿題も、忘れずにやらないとな」

「ちょっと、いのり、現実に引き戻さないでよ」

「ごめん! でも、また、家でましろとやったらいいよ」

「そうだね! ましろと勉強会、楽しみ!」

私は、宿題と言うものをやる必要はないのだけれど

「じゃあ、一学期の活動はこれで終わりだね」
いのりは、私を車椅子に乗せる

「うん」

そして、いのりは、みんなが外に出た後、部室に鍵をかけた