人形少女と二人ぼっち

「はい、最初に認可の印を押したのは私です。確かに、学則には『部活動は3名以上の部員で構成される』と書かれています。でも、3名以上の生徒とは書かれていません」

村上は、唖然とした

「あぁ、そうだな…」

そして、私の顔を覗き込んだ。私の瞳の宝石のようなガラス玉を見て、一瞬、言葉を失っていた

「この子、人間なのか? 人形、みたいな…」

「ましろは、お人形みたいにかわいいから、だから、ましろがいないと、このドール研究会は活動できないんです」
みゆが、村上の言葉を遮った

「生徒会規約には『部活動の指導・補助に置いて必要な場合、部長の判断により学外からコーチを招くことができる』とあります。また、その補足に『学校施設の保全の観点から、学外のコーチは、部員名簿に、その氏名を明記する』とあります
宮前ましろさんは、ドール研究会の部員名簿に、その氏名が記載されています」

「それは、運動部に適用されている特例だろう?」