人形少女と二人ぼっち

その時、部室のドアが、がらっと開いた。短髪のがたいの良い若い男性教諭と、女子生徒が入ってきた。後から入ってきたのは、生徒会書記の梅津だ

「えっ? 生徒指導の村上じゃん」

「どうして…」
いのりの顔は強張っていた

「ドール研究会の部長は、花守、お前だな」

「はい、私ですけど…」
みゆは、食べていたお菓子を置いた

「この部室に、学外の生徒を連れ込んでいるという噂が流れているんだが…」

村上は、みゆ、いのり、そして私の顔を順番に見た

「この子か? 名前は?」

「ましろです。わたしの友達で…」
いのりは、青ざめた顔をしていた

「ましろさん、か? うちの学校の生徒じゃないな?」

「はい、そう、です…」

「この部活の部員は? この3人だけなのか?」

「そう、ですけど…」
みゆが答える

「部活は、3人以上部員がいないと、発足できないはずだろう? 申請に許可を出したのは、梅津だな?」

村上は、梅津に視線を向けた