人形少女と二人ぼっち

その週末、花帆は車を出してくれた。後部座席には、いのりと私が乗っている

「みゆちゃん、駅前のロータリーでいいのね」

「うん、もうすぐ着くって」

「そうなの? 急がなきゃ」

大通りを車は進む。左に曲がって、駅のロータリーへと続く道に入った。

花帆は、みゆの姿を見つけると、車を止めて、助手席の扉を開けた。

「おはよう、みゆちゃん」

「おはようございます!」

「おはよ」

「ましろ、今日も制服なの?」

私は、外に出かけるときは、目立たないように制服だ

「いのりも、パーカーにジーンズって、温度差やばくない?」

「みゆが、気合入れすぎなんだよ」

みゆは、真っ白なニットにふわっとしたミニスカートを合わせて、短いソックスを履いていた

「えー、二人とも、もっとオシャレしようよ!」

「まあ、いいじゃない。みゆちゃんも、乗って」

「はい…」

みゆは、助手席に乗ってシードベルトを締めた