人形少女と二人ぼっち

「ダイエットとかじゃないよ。ましろは食べないの。お人形だから」

「ダイエットしなくて、こんなにかわいいとか、ずるいよ。てゆうか、お人形っていう時点でずるい」

そんなこと言われても困る

「それよりさ、今週末、花帆姉が、ミシン一緒に見に行ってくれるって言ってたよ。みゆが、部活でどんなことしたいのか聞きたいって」

「え? いのりのお姉さん、まじ神なんだけど!」

「4人で出かけるの初めてだしね」

「うんうん! 楽しみ! ねぇ、クレープも食べよう。あっ、カラオケも行きたい! 花帆のお姉さん、どんな曲歌うんだろう」
みゆは舞い上がっていた

「あのさ、ミシン買いに行くんでしょ?」

「あー、そうだったね」

みゆは、笑いながらタコのウインナーを頬ばる

「でも、楽しみだなー」

「それは、そうだね。で、今日は、放課後何するの?」

「あっ、ましろにね、聴かせたいボカロあって」

「え? それ部活なの?」

「いいの!」