人形少女と二人ぼっち

「え? 何それ?」

「ミシンってね、いろいろ縫い方があって…」

花帆は、ミシンの説明を始めた。私には、何のことを話しているのか、全く分からない。いのり達は、私がいつも着ているような、ふりふりの服を作ろうとしているのだろうか?

いのりも、分かっているような顔はしていなかった

「だからね、刺繍とか自動でできるミシンは、結構、高いのよ。だけど、普通のお洋服作るだけなら、わりと手頃な値段で、売ってるわよ」

「へー、そうなんた。じゃあ、わたし達は、どうしたらいいの?」

「ねえ、今度の日曜日、みゆちゃんも誘って、ミシン見に行く? 部活で、どんなことがしたいのか、みゆちゃんにも聞きたいし」

「うん、分かった。明日、話してみる。みゆ、喜ぶと思うよ」

「車出してあげるよ。買って帰るなら、学校まで運んであげるし」

「ほんとに? 花帆姉、助かるよ!」

「4人で出かけるの初めてだもんね。楽しみ」

花帆は、こっそり、いのり達の部活に参加できるのが、嬉しそうだった