人形少女と二人ぼっち

「申請は受理するわ。生徒会長の承認を得たら、少しだけど部費も出ると思う。あと、部員8人までは同好会扱いだから、顧問は必要ない」

そう言って、梅津は、書記の判子をプリントに押した

「はい、これ、部室の鍵よ。部室棟の1階の奥の部屋。ましろさん、車椅子みたいだから、1階の部屋を割り当てておくわ」

「ありがとう…、ございます」
いのりは、部室の鍵を受け取った。まるで夢でも見ているような様子だった

「鍵は、失くさないように、しっかり部で管理してね。部室での火気の使用は禁止。文化祭前の特例期間を除いて、部室の使用は、4時45分まで。それまでに、部室を速やかに片付けて、活動を終了してね。あと、分からないことがあれば、いつでも、私に聞いて」

事務的な説明だったけど、梅津は、みゆといのりに笑顔で対応してくれた

生徒会室を出て、みゆが我慢できない様子で声を上げた

「やったじゃん! すごいよ、ほんとに部活作れるなんて思ってなかった!」

思ってなかったのか…