人形少女と二人ぼっち

「失礼しまーす」
みゆは、生徒会室の扉を開ける。いのりも、私の車椅子を押して、部屋に入った

「あ、昼休みに来てた子達ね。設立申請書と活動計画書、用意できた?」

「はい、これです」
みゆは、プリントを2枚、差し出す

明らかに上級生っぽい、その生徒会の役員は、プリントを受け取って、私を、しばらく見つめた。

「あ、私は、生徒会書記の梅津よ」

彼女は、私が人形だとは、夢にも思っていないようだった

いのりが、私の代わりに小さく会釈する

梅津は、みゆの書いたプリントに目を通す

「部員は、花守みゆさんと、宮前いのりさん、宮前ましろさん、この3人ね。それで、花守さんが部長」

「はい」
みゆが答える

「副部長は、宮前いのりさん。あなたね?」

「あっ、はい」

「部活動名は、ドール研究会。ドールの衣装や小物作成が主な活動内容

ドールに特化した手芸部みたいな感じかな?」

「あ、はい、そうです」
みゆは、あと付けのように返事した