人形少女と二人ぼっち

校門を通り抜けた。校庭では、何かスポーツをしている子たちがいて、掛け声が響いていた

「あ、みゆから、Line来てる。中庭にいるって。設立申請書と活動計画書、書けたって」

いのりは、私の車椅子を押して、みゆのいる中庭に向かった

「いのり! ましろ! こっちこっち!」
みゆは、ベンチに座り、大きく手を振っていた

「設立申請書と活動計画書、仕上げてくれたんだよね?」

「うん、ばっちりだよ! 頑張ったんだからね!」

「ありがと。見てもいい?」

「はい、これ」
みゆは、いのりにプリントを渡した

「活動内容、花帆姉に教えてもらったこと、ちゃんと書いてくれたんだ」

「だって、いのりのお姉さん、有識者じゃん」

「うん、どっちも内容しっかりしてると思う」

「でしょ? もっと褒めてよ!」
意外にも、みゆは、ぬかりなく用意したらしい。いのりは、笑っていた

「今から持ってく?」

「うん、せっかく、ましろ連れてきてくれたんだもん」

私達は、生徒会室へ向かった