人形少女と二人ぼっち

日が暮れて、玄関のドアが開いた

「ただいま」

「おかえり、花帆姉」

「お友達、来てたのね。初めまして、いのりの姉の花帆です」

「あ、花守 みゆです。よろしくお願いします!」
みゆは、立ち上がってお辞儀した

「いのりと仲良くしてくれて、ありがとうね」

「いや、こちらこそ…」

「何か作るから、夕飯食べていくでしょ?」

「え!? いいんですか?」
みゆの顔が輝いた

「何か苦手なものある?」

「大丈夫です、何でも食べれます!」

「そう、じゃあ、オムライスでも作ろうかな」

「オムライス! めっちゃ好きです! 嬉しいです」

「ちょっと待っててね」

花帆はキッチンへと向かった

「何あれ、いのりのお姉さん、めっちゃ美人じゃん! ましろといい、どうなってるのよ!」

みゆは小声で言った。

「いのりのお姉さんって、彼氏いるの?」

彼氏って、なんだろうか?

「いないんじゃない? 聞いたことないし」

「えー、絶対おかしいよ、それ」