人形少女と二人ぼっち

3時すぎ、玄関の鍵が開いた

「ただいま、ましろ」

「おじゃましまー…、えっ!?」

いのりといっしょに部屋に入ってきたのは、セミロングで、ブレザーの下に、ピンク色のカーデガンを羽織った、小柄な女の子だった

「外国人!? 帰国子女!? てか、こんな子、うちの学年にいたっけ? 先輩じゃないよね?」
矢継ぎ早に、いのりに質問する

「あー、あのね、花帆姉がね…」

「あっ、お姉さんの関係? ホームステイとか? てか、めっちゃ美少女じゃん、やば」

その女の子は、私に近寄ってきた
いのりは、私が人形だと言うことを、話していないのだろか?

「てか、肌綺麗! スキンケアとかどうしてるの?」

「え? あー、クロスとか湿らせて、拭いてる」

「湿らせて、拭いてる? ってそれ何もしてないってことじゃん。なんでこんなに、美白なの?」

「いやー、だからね。ましろは…」

「あ、ましろちゃんって言うんだ。私、みゆ。よろしくね!」