人形少女と二人ぼっち

次の日の朝、いのりは、私に、いのりの高校の制服を着せてくれた

「おはよ、花帆姉」

「おはよう。今日は、ましろ制服なの?」

「うん、今日友達が遊びに来るんだ」

「いのり、もう友達できたの?」

「うん、みゆって子なんだけどね」

「そう、良かったわ。みんなで楽しんでね」

花帆の笑顔を見ると、不思議と私は安らいだ。二人とも、手早く朝食を済ませ、出かける準備をした

「じゃあ、ましろ、留守番よろしくね。行ってきます」
花帆は、そう言って、足早に出かけた

いのりは、私の朝ごはんにラップをかけて、冷蔵庫に入れる
「ましろ、3時くらいには帰ってくるから、待っててね。友達連れてくるから」

うん…

いのりは、スクールバックを肩に下げて、家を出ていった

制服を着た私は、リビングの椅子に腰掛け、動くこともなく、部屋を見つめていた

玄関が見える。いのりの友達が来ても、私は、挨拶することもできない。時間が長く感じた