『付き合ってない、たぶん』上

その日の夜、自分の部屋。

ベッドの上で膝を抱えながら、俺はスマートフォンをじっと見つめていた。

トーク画面の一番上にある、【蓮】の名前。

メッセージの履歴は、あの新幹線のホームの日で止まっている。

『絶対迎えに来いよ!!』

『彼女なんか作れるわけねぇだろバカ!!』

『愛してる』

それだけ送ってブロックした。

俺は蓮のことを応援するって決めたから。

目の端から 涙がこぼれた。